年商11億ラーメン多店舗展開・元経営者再チャレンジ!
木場浩明(こばひろあき)1963年生 鹿児島県鹿児島市出身 債権者・債務者を経験
ラーメン店多店舗展開で平成19年決算時には約11億近くの売上高に達していましたが、ただそれは私の勝手な思い上がりでした。平成21年倒産、破産、債権者様、業者様、従業員、大切なお客様方々に多大なご迷惑をお掛けしました。
倒産の最大の原因は、
①社長である私の経営方針全てが間違いであった事です。当然経営中や倒産してからの数年は私の責任を受け入れる事などサラサラ無く誰かのせいにする事で自分自身を納得させていましたし逃げていました。
②お客様の(美味しかったよ)のお言葉に喜びを感じながら仕事をしていたのですがいつの間にか数字あり気の経営に変わり社員を追求、罵倒する事で達成感を得ていました。
③店舗ごとの販売不振です。店舗を増やす事で売上高を増やしているだけで大した利益も出せず業績を伸ばしていると勘違い甚だしい私でした。実際は借金だけが増え、業績の結果を生じた無理や矛盾を他の部分に押し付ける事で過去を振り返ることもしないで改善策を講じないまま資産を食い潰していく事で終焉を迎える事になりました。
当時を改めて振り返ると社員に数字の追求をしていたものの実際は私自身が常に数字に追われ、日々の生活も全て仕事に当て家族と向き合う時間もなく余裕のない生活を送っていました。
地位も名誉も少し得て高級住宅や高級車も持ち世間からは成功した方と思われていると自分自身勝手に思っていました。
あの頃の自分も家族も幸福度は低いものだったと思います。全てを失いました私ですが私はタクシー乗務員、妻はスーパーのパートで働いています。確かに以前より収入は3分の1程度までになりましたが、何故か心は満たされて日々夫婦で色々なところに行ったり美味しいものを食べたりでき時間にも余裕ができ充実しています。
ただ私の心の片隅に物足りなさを感じながら日々生活を送って過ごしている自分がいる事も事実です。
そんな時何気にYahooで再チャレンジを検索して見た時、清水さんのホームページに目が止まりました。
第一印象は何をする団体なんだろうか?興味半分で電話をして見たところ早速清水さんご本人が電話に出られ簡単な説明をされたのち、是非一度お会いしてお話しして見ませんかとの事でしたので半信半疑ではありましたが興味が勝り会う事になりました。
会う場所も喫茶店だった為少々不信感はありましたが清水さんのお話しを聞いてその気持ちは直ぐになくなり、この方となら日本の厳しい環境の中再チャレンジできるのではないかとワクワク感が増して参加することを決意しました。
私は外食の経験しかありませんので、今コロナ禍で大変な思いをされて頑張っている経営者様に今までの経験や体験をお話ししたり御苦労をお聞きすることで少しでも心の拠り所になれば幸いですし私の喜びになると思います。
経営者が背負っている荷物は非常に重くその荷物を下ろす事でやる気を失いうつ病になられたり自ら命を落とす方々も現実としています。私は少しでもこのような不幸を減らすことを使命だと思っています。
また清水さんの理念に共有できる同志が増えることも望んでいます。
協会での役割分担は、私は外食産業に従事しておりましたのでコロナ禍で御苦労されている経営者様のお気持ちを察しお話をお聞かせ頂き解決の糸口を見出せる様な仕事が出来ればと思っております。
債権者、債務者、両方を経験している私だからできる事があると思い協会に参加させて頂きました。
清水さんとは同年代で人生同じような歩みをしている事に共感し感銘を受けました。
協会の為、自分自身の為に何が出来るか模索中ではありますが、今は昔の様なやり甲斐や生き甲斐ができて楽しく参加しています。
今後、協会での活動を通じて伝えたい事は、コロナ禍で世の中様変わりして生活スタイルも変わり今まで通りには行かないで苦しんでいる経営者様に少しでも心の拠り所に成れば幸いです。
再チャレンジのしやすい国にしていかないといけないと心から願いチャレンジしています。
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